
野球選手は、軸足で安定して立てるバランス能力が最大のパフォーマンスを発揮する上でも重要です。
よく言われる「バランスディスク」などは必要なく、平らな地面で野球選手に必要なバランストレーニングができます。
この記事では、
- 野球選手に必要なバランストレーニングとは
- 野球選手に必要な3つのバランストレーニングの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
野球選手に必要なバランストレーニングとは
そもそも、野球選手はなぜバランストレーニングが必要なのでしょうか?
下半身の力をうまく活用するため
野球選手に必要なバランス能力は、
軸足に体重を乗せたとき、足裏全体でバランスよく立てる
こういった能力が必要になります。
こういった局面で安定して立てると、より下半身の力をボールに伝えることができ、パフォーマンス向上につながります。
「野球の打ち方やバッティングフォームを習得する4ステップ」や「ピッチャーの基本的な投げ方を3ステップで解説」をご覧いただくと、より理解が深まると思います。
整理しておいてほしいことは、
安定した地面に、バランス良く立てることが必要
であり、バランスボールなどの不安定な環境下でバランスがとれる能力が必要なわけではありません。
ですので、バランストレーニングを行う場合は「平らな地面」があれば十分で、その上で安定して立てるトレーニングを行うことが重要になります。
では、具体的にどのようなバランストレーニングを行えばいいのでしょうか?
野球選手に必要な3つのバランストレーニングの方法
以下の3つのトレーニングを行うとバランスよく立てるようになります。
①両脚で行うバランストレーニング
手順
- 脚を肩幅に開き、つま先も軽く開く
- そこから真上に軽くジャンプし、両足の足裏全体で着地する
- 着地の衝撃をお尻の付け根で受け止め、再度ジャンプする
- 1回1回確実に足裏全体で着地し、これを30回ほど繰り返す
このとき着地がつま先などにズレてしまわないように、必ず足裏全体で着地するようにしましょう。
両脚でのバランストレーニングが確実にできるようになれば、次は片脚でのバランストレーニングに移ります。
②片脚のバランストレーニング
手順
- 片脚で立ち、その場で軽くジャンプをする
- 片足の足裏全体で着地をする
- このとき、着地した側のお尻の付け根で衝撃を受ける
- これを確実に行い、30回ほど行う
(※本来は確実にできるまで繰り返す)
片脚で確実にバランスよく着地できたら、次は交互に行っていきます。
③交互のバランストレーニング
手順
- 片脚で立ち、その場で軽くジャンプをする
- 逆足の足裏全体で着地をする
- 同じ要領で、再度逆の足で着地を行う
- 左右交互に足裏全体で着地をし、お尻の付け根で衝撃を受ける
- これを30回繰り返す
(※確実にできるまで繰り返す)
この3つのバランストレーニングが確実にできた後、1度軸足に体重を乗せて立ってみてください。
そうすると、バランスよく安定して立てることがわかると思います。これがお伝えしたいバランストレーニングの内容であり、野球選手に必要なバランストレーニングですね。
こういった方法をウォーミングアップの中に組み込んで毎日行えば、より安定して立てるようになるので、ぜひ参考に実践してみてください。
ちなみに、ウォーミングアップの内容は以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にどうぞ。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!