
ランニングをした後などに、股関節や臀部の外側が痛む場合、足の外側で着地を繰り返していることが問題かもしれません。
この場合、まずは股関節周辺の筋肉を緩め、着地をフラットに改善すれば根本的な痛みを改善することができます。
この記事では、
- ランニングで股関節や臀部の外側に痛みが出る原因
- 股関節や臀部の痛みを改善する方法
などを解説します。
今回の記事の内容
ランニングで股関節や臀部の外側に痛みが出る原因
股関節や臀部の外側が痛むのは、以下のような原因が考えられます。
着地が足の外側に偏っている
先ほども触れましたが、おそらく着地が足の外側に偏っていることが大きな問題になっているはずです。
本来であれば、足裏全体で着地することが自然です。
なぜこういった着地が問題なのかは、ペットボトルで表現するとわかりやすいと思います。
まず、ペットボトルの底全体を地面に叩きつけます。
このとき地面から受ける衝撃は、ペットボトル全体に分散されるため、どこも凹むことはありません。
次に、ペットボトルの角を地面に叩きつけます。
そうすると、地面に叩きつけた延長の部分に大きなストレスがかかり、凹みます。
これと同じことが人間でも起こっており、足の外側で着地を繰り返すと、地面から受ける衝撃が股関節の外側や中殿筋などの臀部にかかります。
そうすると、股関節や臀部の外側の筋肉が硬くなり、最終的に炎症が起こって痛みが出るというわけです。
つまり、ランニングの走り方や着地が原因で、股関節の外側辺りに痛みが出ているということです。
シューズやインソールが変形している
その他の原因に、シューズやインソールの変形が考えられます。
自分の足にあったものを使用できると、適切にフラットな着地となり、痛みが発生することはないはずです。
ただ逆に自分の足に合っていなかったり、変形していると、それらを使用することで足の外側に体重が乗ってしまうことがあるんですね。
その結果、股関節や臀部の外側に痛みが出ることがあります。これは、実際に現場でもみかける原因なので、こういったことも問題になります。
股関節や臀部の痛みの改善に必要なこと
では、こういった原因で発生した痛みはどうすれば改善できるのでしょうか?
やるべきことは、
- 股関節周辺や臀部の筋肉を柔らかい状態に緩める
- 着地を改善する
- ランニングの走り方を改善する
などです。
そうすれば痛みを改善出来ますし、再度痛みが発生しないように根本原因も取り除けます。
まずやることは、徹底して股関節や臀部の外側の筋肉を緩めることです。
ランニングで股関節や臀部の外側に出る痛みの改善方法①:股関節周辺を緩める
股関節周辺を緩める方法は、「ランニング初心者で起こりやすい膝の痛みの原因と4つの改善方法」で解説しています。
まずはこの記事の内容を実践していただき、筋肉を緩めていきます。
ランニングで股関節や臀部の外側に出る痛みの改善方法②:フラット着地をインプットする
筋肉が緩められたら、次はフラットに着地できるように身体にインプットしていきます。
この方法も「ランニング初心者で起こりやすい膝の痛みの原因と4つの改善方法」で解説しているので、こちらを参考に実践してみてください。
ランニングで股関節や臀部の外側に出る痛みの改善方法③:走り方を改善する
そして、フラット着地がインプットできると、次は走り方そのものを改善していきます。
走り方の改善方法は、「ランニングで疲れにくい走り方を実践する3つのポイント」で解説しています。
ここまでの流れが適切にできると、ランニングで発生する股関節や臀部の外側の痛みは改善できるので、この一連の流れを参考に実践してみてください。
今回は、ランニングで発生する股関節や臀部の外側の痛みの原因や改善方法を解説しました。
今回の記事のまとめ
- ランニングで起こる股関節や臀部の外側の痛みは、主に走り方や着地の問題で発生する
- 足の外側に着地がズレると、臀部などに大きなストレスが加わる
- そのストレスに耐えられなくなると、股関節や臀部の外側で痛みが発生する
- 改善するためには、まず股関節周辺の筋肉を緩めること
- そして、着地・走り方を直せば根本的に痛みが改善できる
今回の内容が股関節や臀部の痛みで悩む方のお役に立てると嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!