
ティーバッティングは、バッティング前のウォーミングアップみたいな位置づけに思われますが、本来は重要な意味があります。
目的意識を持ってティーバッティングを行えば、自分に合ったインパクトの位置が感覚的に理解でき、バッティングが変わります。
この記事では、
- ティーバッティングの意味
- ティーバッティングのやり方
などを解説します。
今回の記事の内容
ティーバッティングの意味
ティーバッティングは、そもそも何のために行うのでしょうか?
インパクトの位置が感覚的に理解できるようになる
ティーバッティングや置きティーなどは、
インパクトの位置を、感覚的に理解するために行うことが目的
です。
適切なインパクトの位置については「バッティングのインパクトで最大の力を発揮する方法」をご覧ください。
いきなりバッティングをすると、ある程度速いボールを打つことになりますが、その前段階としてティーバッティングを行います。
そうすると、より適切な位置でインパクトを迎えることができ、結果的に良いバッティングができるようになります。
目的意識がないと意味がない
僕が現役で野球をしていたときは、こういった目的意識を持たず、ウォーミングアップ的な位置づけでティーを行っていました。
このように、目的意識がない状態で行うティーバッティングは、本当にただトスされたボールを打っているだけ。
ですので、必ずティーバッティングや置きティーを行う場合は、目的意識を明確にしておく必要があります。
ティーバッティングのやり方
では、具体的にティーバッティングはどのように行えばいいのでしょうか?
インパクトの位置にボールを投げてもらう
先ほどお伝えした通り、ティーバッティングの目的はインパクトの位置を感覚的に理解することなので、その位置にボールを投げてもらい打ちます。
トスも人間があげるため、毎回微妙に位置が違うと思いますが、それを自分に合ったインパクトの位置で捉えるようにします。
実際ティーバッティングをしているときの感覚としては、
- もう少し前でインパクトを迎えた方がいいのか
- 腕を伸ばし気味の方が良いのかな
- もっとバットを前に投げるイメージで打った方が良い
など、常に自分の感覚と打球を比べ、最適な位置を探ります。
こういった感性を育てることが野球選手にとっては非常に重要であり、高いレベルを目指すのであれば必須なんですね。
上から落ちてきたボールを打つ
また、ティーバッティングをするとき、トスされたボールは下から上の軌道になっていることが多いはずです。
実際、バッティングの局面で下から上がってくるボールを打つことはないですよね。
これはバッティングと合わせる必要があり、トスするボールは少し浮かせて、落ちてきたところを打つようにします。
その中で、自分に合ったインパクトの位置でボールを打つ。
こういったやり方でティーバッティングをすれば、実際のバッティングに活かせるというわけです。
難しい場合は置きティーがおすすめ
現場でも時々トスすることがありますが、意外と投げる側も難しいんですね。
そういった場合は、置きティーを活用した方が確実です。
置きティー用の道具も安くであるので、こういったものがあれば1人でも練習できます。
個人的には上からボールが吊るされている方が打ちやすいので、こういったものを活用してインパクトの位置を掴んでいくのもおすすめですね。
こういった練習をして、指導していた社会人野球選手はプロ野球のスカウトから連絡をもらうぐらいのレベルに成長できました。
このように、ティーバッティングの目的を理解して適切に実践ができると、パフォーマンス向上につながるのでぜひ参考に実践してみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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